朝の通勤時間に合わせて
彼が電話をくれる。

毎日ではなくて
彼のお仕事次第で。


この電話を
くれるかくれないかで
彼のお仕事の状況が
随分とわかるようになった。



なくても…
きっと今日は○○なんだろうな
って思えるから大丈夫。



それを前に彼に言ったとき


「そう分かってくれてるの?」


って、ちょっと驚いてたけど。




なんとなく…たからね。
でもね、やっぱりないと
ちょっと寂しいかな。仕方ないけどさ。




連絡の頻度とかで気持ちを
図ったらよくないけど
ないよりは、あった方が嬉しいもの。




先日のこと。



朝、出勤の前に彼にLINE。



行ってきまーす。




しばらくしてから、彼から電話。





「○日って、休みだよね?」



うん。



「そっかー。ごめん、ダメだわ。」





逢えないってことか。



ダメかぁ…、残念。



そう言うと、



「ちょっと仕事たてこんでてさ。
早くにはあがれないんだ。」






お仕事だしね、仕方ない。
当日まで予定が分からなくて
モヤモヤ過ごすよりは全然いい。





そうすると確実に逢えるのが
少し先になってしまうから
お互い、どこかで都合がつかないかと
相談する。





ゆっくり出来なくても
少しだけでも顔が見られたらいい。




その電話では
約束まで出来なかったけど
わたしの仕事が早めに
終わりそうだったので
お昼休みに彼に連絡。



「逢えそう?」


たぶん。○時頃には終わるかな。




「ホテルいく?(笑)」




時間次第だよね(笑)




LINEでそんなラリー。
彼は仕事を終えて一旦帰宅していて
別件で打ち合わせで出掛けるとのこと。



わたしの仕事終わりとうまく合えば
お部屋デートできるかも?
なんて思ったけど…。



わたしの仕事が長引いてしまった。



終業して電話を確認すると
彼からちょっと怒ったようなLINE。




今、終わったの。
遅くなってごめん。
今日は時間厳しい?




「○○にいるよ。予定過ぎてる‼」




彼は少し早めに家を出て
いつもの公園でまっていてくれた。
お部屋デートはやっぱり難しいけど
彼には逢えることに。




急いで彼のいるところに向かう。




車の中でスマホのゲームに
集中してる彼を見つけた。

わたしが着いたのに気づいてない。


もー。


車から降りて、窓をノックしたら
ビックリして顔をあげた彼の顔が
可笑しくて、大笑い。





ごめん、ビックリした?
遅くなっちゃった。
それもごめんなさい。





「早く終わるんじゃなかったのー?」




と、言いつつも
それほど怒ってもいないような彼に
少し安心…。





それから、1時間くらいかな。
コーヒーをのみながら
色々とおしゃべり。

この日は、お互いの家のこと
子どものことなんかを話したけど
そんなにヤキモチもなく話せて。


正直、ちゃんと家では
お父さんしてる彼が
愛おしいなんて

…思ってしまった。




少しでも、こうして逢えて
顔が見られて良かった。



ゆっくりデートはまただね。
でもこれで充電できたかな。



だいすき。


次のデートまで、穏やかでいられると
いいけど…(笑)